交通事故に遭ったらどうする?何をするべき?交通事故直後の対応

代表弁護士 田中 克憲 (たなか かつのり)

交通事故に遭った時、どうすればいいのか戸惑い、不安な気持ちを抱えるはずです。

交通事故直後の対応を押さえておくと、万が一の時の心構えとなるのではないでしょうか?

交通事故に遭った時の対応の流れをご紹介していきましょう。

【交通事故に遭ったらどうする?事故直後にするべき対応とは】

まずは事故現場で、以下の4つのことを行いましょう。

1.警察へ連絡する

事故が起こった場合、警察へ事故を報告する義務があります。

必ず警察へ連絡をしてください。

警察に届出のない事故については、「交通事故証明書」を発行してもらうことができません。

「交通事故証明書」とは、交通事故証明書とは、交通事故が起きた事実を公的に証明する書類です。

このように、「交通事故証明書」を発行してもらうためにも、事故直後に事故現場で、事故を警察に記録・認識してもらうことはとても大切です。

2.加害者の情報を確認する

下記①~⑤の加害者情報を確認してください。

  • ①加害者の連絡先 (※名刺があればもらっておきましょう)
  • ②自動車ナンバー
  • ③運転免許証
  • ④車検証
  • ⑤加害者の保険会社(自賠責保険、任意保険会社)

※②〜④については、スマートフォンで写真撮影しておくと良いでしょう。

3.事故の状況を記録する

スマートフォンなどで、事故の状況を撮影・記録し、発生状況などもメモをしておくと後に争いになった際にも使うことができます。

事故発生直後は、相手が過失を認めていても、その後話を変えられてしまうこともあります。

そのため、スマートフォンなどの撮影・録音機能を使い、証拠を残しておくことが大切です。

4.自分が加入している任意保険会社に電話する

保険の対応を円滑に進めるためにも、ご自身が加入している任意保険会社へも連絡しておくと安心です。ご自身の保険に、弁護士特約が付いていれば、弁護士に依頼しやすくなります。

弁護士費用特約が付いているかは必ずご自身が加入されている保険会社に確認しておきましょう。

【事故対応を弁護士に依頼したい・弁護士に相談するタイミングは?】

事故現場で1~4まで対応したら、できる限り早い段階で、“弁護士へご相談”ください。

理由は、弁護士が事故の概要をすぐに把握することができ、その後の対応やサポートを円滑に進めることができるからです。

交通事故は、難しい法律がたくさん関わってきます。弁護士に依頼しない場合、加害者側の保険会社との交渉などを自分で全て行う必要があります。保険会社は日々多くの交通事故の処理をしており、いわば交通事故の処理のプロです。そうした相手と自分で交渉行うには、不利になることも出てくるでしょう。

また、事故に遭い万全ではない心身で対応することは、大きな負担になることと思います。

そこで、弁護士に依頼をすることで、保険会社との示談交渉などを任せることができるため、心身の治療に専念して頂けるというメリットもございます。

事故後は通院方法や病院の選び方も重要になるため、早い段階でご相談頂くことで、アドバイスも行うことが可能になります。

【弁護士特約は使わないと損をする!? 賠償金の額がアップする?】

弁護士特約がついている場合、弁護士に依頼する費用をご自身の保険会社が負担してくれます。よく弁護士特約を使うと「保険料が上がる?」と、誤解をされる方もいます。

しかし、弁護士特約を利用しても保険料は上がりません。

むしろ転ばぬ先の杖として、保険料を払って、弁護士費用特約を付けていたのに、事故に遭った時に使わなかったら、払った保険料の分だけ「損をしている」とも言えます。

保険会社の賠償金の提示額は、弁護士に依頼し解決した時の金額に比べて大幅に低い場合が多く、弁護士が介入しないまま、相手方の保険会社とご自身で示談交渉をした場合、適正な賠償金を得られず、損をしてしまうことがほとんどです。

早くから弁護士が介入することで、後遺障害認定の確立や賠償金の額が大きく変わることがあります。弁護士特約がついている場合はご依頼頂くことを強くお勧めします。

【納得のいく弁護士探し・適切な専門家とは?】

では、弁護士なら誰でも良いか?ということですが、弁護士を選ぶ際には「交通事故」を多く取り扱っている専門の弁護士が良いでしょう。

みなさんは、目が痛ければ「眼科」を、歯が痛ければ「歯科」を受診されるかと思います。お医者さんと同じで弁護士にも専門があります。特に交通事故案件の示談交渉には様々な専門知識や経験が要求されます。

やはり、交通事故案件の実績や取り扱いが少ない事務所(弁護士)より、実績が多い事務所に依頼して頂いた方が安心感は大きいのではないでしょうか。

弁護士に依頼する前に事務所のホームページなどを検索して頂くと、その事務所の交通事故の取り扱いや実績がわかりますので、確認してから依頼されると良いでしょう。

ここまで、事故発生直後から弁護士に依頼するまでご紹介してきました。事故に遭われた直後は不安なことが多いと思います。その不安を軽くするためにも弁護士に相談頂くと良いでしょう。

また、後悔することがないように、ご自身にとって信頼できる弁護士を選ぶことが重要です。